******************************************* ViewLaunch for MobileGear (with DOS) (V1.05) 取扱説明書 by. まさお (PXN07364@niftyserve.or.jp) http://www.vector.co.jp/authors/VA006886/ ******************************************* 【1】概要   モバイルギアのUniShellはボタンがあって枠があって…と見た目はいい  のですが、あの遅さはいかんともし難い物があります。もちろんDOS化して軽い  ソフトを導入すれば快適になるのですが、見た目は素っ気なくなってしまいます。   そこで、DOS化したモバイルギアの見てくれを少しでも改善すべくこのソフトを  作ってみました。機能的には見た目LX風のラウンチャでしかありませんが、  MacやWindowsのようにアイコンや壁紙を自分好みに変える事ができます。   DOS化して寂しくなった貴方のモバイルギアにも、このソフトでぱーっと花を  咲かせてみようではありませんか!(なんじゃそりゃ(^^;) 【2】使い方 (DOS化きっとVL版をお使いの方はこの作業は不要です  次の【3】に進んでください。京kyou)   とりあえずサンプルデータで使ってみましょう。   アーカイブ内の以下のファイルを、同じディレクトリに置き、VLAUNCH.EXEを  実行して下さい。  ・VLAUNCH.EXE  ・VLAUNCH.INI  ・BACK.MGG  ・SAMPLE1.MGI  ・SAMPLE2.MGI  ・SAMPLE3.MGI   実行すると背景とアイコン、そして下の方にメッセージが現れます。   使い方は簡単。カーソルキーで起動したいアプリケーションのアイコンに  カーソルを合わせ、リターンキーを押せばアプリケーションが立ち上がる、と  それだけです。   ViewLaunchを終了したい時はESCキーを押して下さい。 【3】カスタマイズ   ViewLaunchはカスタマイズして始めて意味を持つソフトです。以下にカスタマイズ  の方法を記します。  ●アプリケーションの追加/削除   アプリケーションおよびアイコンの追加/削除/変更するに、VLAUNCH.INIを  編集します。今の所ViewLaunch上から編集する事はできません。   登録するアプリケーションのフォーマットは下のようになっています。   (付属のVLAUNCH.INIの例)    >#1:    >MS-DOS    >command.com    >A    >ccc.mgi    >MS−DOSプロンプト   詳細は以下の通り。    1行目:コメント     コメント行です。ここに何を書いても影響ありませんが、最低1文字入れて     おいて下さい。    2行目:アプリケーション名     アイコンの下に表示される、アプリケーションの名前です。     文字数は半角で8文字までです。     アプリケーション名をフルパスで書くと自動的にそのディレクトリに移動     し、書かない場合はViewLaunchを起動したディレクトリに移動してから起動     するような形となります。ディレクトリを移動させたくない場合や、     パスの通ったアプリケーションをパスを書かずに起動する場合などは     先頭に"~"を付けておいて下さい(VLAUNCH.INI参照)。従来のViewLaunchの     INIファイルを流用する場合は特に注意が必要です。    3行目:実行するアプリケーション     実行するアプリケーションを指定します。     コマンドプロンプト上で実行できる物(EXE,COM,BAT等)を、パスやスイッチ     等も含めて書いて下さい。    4行目:ショートカットキー     ショートカットキーを指定します。ショートカットキーを指定しておくと、     カーソルを移動することなくワンキーでアプリケーションを起動できます。     ショートカットキーとして使えるのは数字、記号、アルファベットなどです。     設定時には半角で1文字記述して下さい。また、アルファベットは小文字で     記述しても表示時には自動的に大文字になります。     また、この行に文字を入れないとショートカットキーの省略が可能です。     ※注意     ・ショートカットキーは同じキーをいくつものアプリに登録できますが、反映      されるのはINIファイルで最初に登録したアプリだけです。    5行目:アイコンファイル     表示するアイコンファイル名を指定します。     アイコンファイルは独自形式(.MGI)です。パスから含めて書いて下さい。     サンプルとして宮内真琴さんにいくつかアイコンを作って頂いた     ので、使ってみて下さい(SAMPLE1〜6.MGI)。自作したい場合は後述の     アイコンの作り方を参照して下さい。    6行目:メッセージ     画面下部に表示されるメッセージです。1行以内に納めるようにして下さい。   この形式に従ってINIファイルを編集し、アプリケーションを追加・削除する  事になります。また、アイコンの並びはINIファイルの登録アプリケーション順に  なっているので、並びを変えたい時はINIファイル内の順番を変えて下さい。   エラーチェックが甘いのでINIファイルは正確に書かないと正常な動作をしない  場合がありますので注意して下さい。また、INIファイルの最後には改行を入れて  下さい。                              ^^^^^^   この辺りはVer.1.03以前と変わっているので気を付けて下さい。  ●アプリケーション実行前にViewLaunchを終了させる   UniShell等他のアプリケーションと併用して利用する場合、ViewLaunchが  メモリ上に残ったままだと不都合な上に、メモリ不足になるという弊害も発生  します。そこで、バッチファイルとうまく組み合わせ、  ViewLaunchを終了→アプリケーション起動→ViewLaunch再起動とする事で  ViewLaunchをメモリに残さず、それでいてあたかもViewLaunch上から  アプリケーションを起動しているかのように見せる事ができます。   これを実現するには2つの方法があります。  ・その1   1、"VLAUNCH.EXE /Q"とスイッチを付けて起動する   2、アプリケーションを起動した時、同時にDドライブのカレントに    "VLAUNCH.DBG"を作成する(中身・サイズはなんでも構いません)   具体例として、本アーカイブに    VLEXEC.BAT(自動終了用サンプルバッチ)    UNISH.BAT (VLAUNCH.DBG作成用サンプルバッチ)   を付属しましたのでこちらを参照して下さい。  ・その2    "VLAUNCH.EXE /E"とスイッチを付けて起動する     こうすると、アプリケーションを起動、終了したと同時にViewLaunch    自体が「必ず」終了し、エラーコードを返します。返すエラーコードは    1(左上)〜16(右下)となっていますので、バッチファイル内で    "IF ERRORLEVEL"などと組み合わせて使って下さい。  ●壁紙を変更する   壁紙のサイズは640*200です。LX等と同じサイズなので、壁紙にできそうな  画像は探せば多数見つかると思います。   それから、壁紙の画像形式は特殊なので、BMPやJPGなどの画像ファイルから  専用の形式(.MGG)に変換しなければいけません。   変換するには、付属バッチファイルを使うと便利です。    ・BMPTOMGG.BAT(BMP->MGG)    ・GIFTOMGG.BAT(GIF->MGG)    ・JPGTOMGG.BAT(JPG->MGG)   使い方はどれも同じで、コマンドラインから以下のように入力して実行して  下さい。  "***TOMGG [変換したい画像ファイル] [変換後のファイル名.MGG]"   なお、これらのバッチファイルを使用するには以下のソフトが必要となります。    ・MGGSAVE2.EXE(M.a.Sさん作、このアーカイブに付属)    ・MGJV (M.a.Sさん作、JPEG変換用)    ・MGGIF(もろさん作、GIF変換用)    ・MGBMP(nabeさん作、BMP変換用)   MGGSAVE2.EXE以外はこのアーカイブに付属しておりませんので、Nifty-Serveの  FNECMC、あるいは「時計じかけ別館 MobileGear」  (http://www.asahi-net.or.jp/~bx6y-asi/aki/mg/index.htm)などであらかじめ  入手しておいて下さい。   MGG形式に変換した後は、ファイル名を"BACK.MGG"と変えてVLAUNCH.EXEと同じ  ディレクトリに置けばOKです。  ●アイコンの作成方法   ViewLaunchのアイコンは48*48という特殊なサイズなので、MacやWindowsなどの  アイコンから使いまわすという訳にもいきません。オリジナルのアイコンを使いたい  場合は新たに自作しなければなりません。   また、ファイルの形式も独自(.MGI)なので、壁紙同様画像を変換する必要が  あります。変換するには、付属のBMP->MGI変換ソフト"BMPTOMGG.EXE"(Windows95用)  を使用して下さい。   使い方は簡単で、「開く」ボタンを押して変換したいBMPファイルを  選択した後、「変換して保存」ボタンで保存すればOKです。   このソフトを使う際には、以下の事に注意して下さい。   ・色数が256色のBMPファイルしか変換できません。それ以外はエラーになります。   ・左に表示される画像は無視して下さい。画面モードが256色モードの場合は    グレースケールになって表示されますが、モバイルギア上で表示した時    アイコンがその通りの色になっているとは限りません。   また、サイズが44*32と比較的近いHP-LX用のアイコンをコンバートするための  ツール"ICNTOMGI.EXE"も用意しました。こちらはDOS用なので、モバイルギア上で  変換が可能です。   使い方は以下の通りです。コマンドラインから入力して下さい。 、    "ICNTOMGI [変換するアイコン.ICN] [変換後のアイコン.MGI] [背景色]"   背景色は0(白)〜3(黒)の間で指定して下さい。省略時は0になります。 【4】注意・補足   カーソルの移動などをエスケープシーケンスで行っているので、ANSIまたは互換   ドライバ(PANSIなど)を常駐させておくといいでしょう。なくても別に困り   ませんが。 【5】著作権、使用条件など   このソフトはフリーウェアです。ただし転載される場合事前にメールを下さるよう  お願いします。また、転載の際にはアーカイブの内容に変更を加えないようにして  下さい。   ViewLaunchの著作権は作者である私、アイコンの著作権は宮内真琴さん、  MGGSAVE2.EXEの著作権はM.a.Sさんにそれぞれ帰属します。   また、作者はこのプログラムによって起こるトラブルに対し一切の責任を  負わないものとします。   意見・問い合わせなどはPXN07364@niftyserve.or.jp宛にお願いします。 【6】謝辞   このソフトはMobile Giar Liblary for LSIC-86 Ver 0.10を使用して制作  させて頂きました。このライブラリの製作者であり、MGGSAVE2.EXE転載に快く  許諾して下さったM.a.Sさんに深く感謝致します。   また、今回画像変換用として紹介させて頂いたソフトの作者の皆様、及び  モバイルギアのDOS化、解析に取り組まれた方々、そしてFNECMCやMGDOS-MLで  意見を下さった方々に感謝致します。 【7】履歴  Ver.1.0   公開版  Ver.1.01   MGALT常駐時にカーソルキーが効かなくなるのを修正 Ver.1.02   アプリケーションから復帰した際にディレクトリが変更されているとINIファイル  がよみ込めないので、復帰後に元のディレクトリに移動するよう修正   ソースを添付  Ver.1.03   MGDISP2やMOGD+MGOFFの環境でレジュームができなかったのを修正   一番最後に登録したアプリケーションのメッセージが一部欠けるのを修正   アプリケーションから復帰してもディレクトリは移動しないよう変更   ショートカットキーの追加、及びINIファイルの書式を一部変更   LX用アイコン変換ツールの添付  Ver.1.04   カーソル移動時のバグを修正   ショートカットキーで記述しない場合の不具合を修正  Ver.1.05β   ショートカットキーに関するバグを修正   新MGGフォーマットへの対応   壁紙ファイルがなくても正しく起動するよう変更   "VLAUNCH.DBG"による自動終了処理を追加   アプリケーションおよびアイコンのパス自動認識?を追加。  Ver.1.05(正式版)   /Eによるエラーコードを返す終了処理を追加