海外旅行先からインターネット接続!

 
対応機種:シグマリオン、シグマリオン2、その他のWindowsCE機にも可。
 
 ■海外の場合、基本的には、「PHS」や「携帯電話」使えません

  ホテルが、部屋ごとにLANサービスを提供してくれているような
  場合は、LANカードを買っていけば、後はコードをつなぐだけでOKです。
    
  最近では、WiFi等のワイヤレスLANが使える場合もありますが、
  ちょっと高いですね・・・。
  
 ■そこで、コンパクトフラッシュ型のモデムカードを使って
  海外でもシグマリオンで、一般電話回線から、
  インターネットやメールを送受信しましょう!
 
シグマリオン、シグマリオン2で、海外通信をする方法と設定をご紹介します。
WindowsCE機やPocketPCでCF(コンパクトフラッシュ)スロットを活用したい方も
応用してみてください。 2000/11/30   
 
●用意するモノ
 
 コンパクトフラッシュタイプ モデムカード TDK DF56CF 実売\18,000程度


 

いろいろ探しましたが、これを使いました。

<主な仕様>
 
・データ通信速度
 最高56000bps(受信)
 最高33600bps(送信)
・FAX通信速度
 最高14400bps
  
 海外といえば「電圧」と「プラグの形」です。
電圧について

   シグマリオンおよびシグマリオン2の付属ACアダプターは、
   表記上は、「110Vまで」となっていますが、
   実は 100V〜250V まで 対応しており
   ほとんどの国でそのまま使用できるようです。詳細
   
   (ただし、ホテルのバスルームにあるシェーバー専用の
    120V前後のプラグの使用は、ヤバイらしいです。)

電源プラグ差込口の形状について
  
7種

ハワイ、グァム、サイパン、アメリカ、カナダは日本と同じですが、
アジア・ヨーロッパあたりは、結構いろいろな形状に出くわします。
そんなとき、東芝Sascom (万能電源プラグアダプタ)が、強力です。
   

  
 あると便利! 「自動巻取り式の電話コード:延長用中継アダプター内臓」


  

●ワンタッチで自動巻取り
●延長用の小型アダプター内臓!

これはオススメです!とっても使いやすい。
通販もやっているようですが、ビッグカメラで
¥1200くらいでした。

製造・販売元 株式会社MCO
  
●あとで困らないために、最低これだけは調べてください。

 ■目的の国はドコですか?
 ■いつもインターネットに接続されている際のプロバイダーは?

 海外旅行先で、インターネットにアクセスするにはいくつかの方法があります。
 お使いのプロバイダーのホームページ等で、滞在先で、どのような方法が使用できるか
 確認しておきましょう。

<主なサービス>

 UUNET:比較的安いです。使える国がやや少ない。10円/分
 GRIC:少し高い。ほとんどの国で使える。20円/分
  ※これ以外にも、プロバイダ別に様々なサービスがあるのでチェックしておきましょう。 
●やってみましょう!

   UUNETは比較的設定がラクなので、ここでは説明を省きます。
   GRICを説明します。
<手順1>海外で接続するための 「電話番号リスト」 をGETしよう!

1)まず、下記をクリックして、GRICのサイトから
  接続先一覧をダウンロードします。

  アクセスポイントリスト(GRIC)  ←これをクリック!

2)ダウンロード後、パソコン上の「エクセル」などの”表計算ソフト”で
  ファイルを開いてみます。

  
(注1)(CEのポケットエクセルでは、直接CSV形式のファイルは開けないので、
        パソコンのエクセル上で、CSV→XLS形式に変換してやることで、閲覧可能となります。)

3)開いたファイルから、目的の土地に一番近い場所を探し、
 下記の7つの情報をメモとして残しておきます。
 

必要な情報

説明
Country Code 国番号
Area Code 市外局番
Number 電話番号
DNS Setting サーバが割り当てたネームサーバアドレス
DNS1 プライマリ DNS
DNS2 セカンダリ DNS
Terminal Prompt Disabled となっているもののみ使います

    

   
 手順2:接続のための設定をしよう!

1)シグマリオンに、モデムカード(TDK-DF56CF)を差し込みます。
  自動的に認識してくれるので、非常にラクです。

  次に、シグマリオンの、
  スタート>プログラム>通信>リモートネットワーク
  で、「新しい接続」というアイコンを選択して、ダブルタップします。

2)1、接続名は「サイパン」等、自分でわかりやすい名前にします。
  2、接続の種類は「ダイヤルアップ接続」を選択して
  3、「次へ」をタップします。

3)1、モデムTDK-DF56CFを選択します。

  2、「TCP/IPの設定」をタップして、

  3、「全般」タブの項目の

    「サーバーが割り当てたIPアドレスを使用する
    「IPヘッダー圧縮を使用する

    に、チェックがついていることを確認した後、

    「ソフトウェア圧縮を使用する
    
    は、チェックをはずします。

  4、「ネームサーバー」タブをタップして、

    さっきの、メモ 「DNS Setting」 

「Server Assigned」と記載されているアクセスポイントは、

   「サーバーが割り当てたネームサーバーアドレス」のチェックをつける

「Static」と記載されているアクセスポイントは、

   「サーバーが割り当てたネームサーバーアドレス」のチェックをはずす


  5、 「プライマリDNS」には、メモの「DNS1」を、
     「セカンダリDNS」には、メモの「DNS2」を、
     入力します。

  6、完了したら、「OK」をタップして、「次へ」を選択。

  7、次に、先ほどのメモを参照しながら「国番号」と「市外局番」を入力し、
    「市内通話としてダイヤル」にチェックをつけて終了」をタップします。

4)1、先ほど新しく作成した「サイパン」アイコンをクリックします。
  2、ダイヤルのプロパティを選択します。
  3、「追加」をタップし、「サイパン」などと適当に名前を入れておきます。
  4、そして、サイパンの場合であれば、
    市外局番に「670」 
    国番号に「1」を入れておきます。

  5、「ダイヤルパターン」をクリックして、
    サイパンのホテルからの外線は、発信であることを想定し、
    市内通話には「9,G」と、
    市外通話には「9,1FG」とします。

    (当日、ホテルの客室内の電話機本体には、
     外線をかけるときの番号や、市外局番などが記載されて
     いると思いますので、参照してください)

5)これで、海外からの接続に必要な設定は終了です。
  
   
 手順3:日本からテストをしよう!

  で、日本から、この設定でうまくいくかを
  国際電話で確認しておきましょう!

1)しかし、テストの前に注意しておかなければいけないのは、
 
※使用するアクセスポイントによっては、
 海外からのテストに対応していない場合がありますので、
 あらかじめ、確認しておいてください。
 
 ダイヤルパターン

  市外通話 FG

  の前に、

  市外局番の一文字目を付け足しているかどうかです。

  ※例えば、日本のように、03 や 06 などであれば、

    市外通話 0FG

    としてあげる必要があります。

2)ただし、このままだと、市外局番が 003 になってしまいますので,
  さっき作った接続用のアイコンを{alt]+タップして、
  「次へ」にすすみ、市外局番の一文字目(上記であれば0)
  を消してください。
 
   
 手順4:現地で接続しよう!

1)たいてい、滞在先のホテルの客室の電話の横に、
  データ通信用に、電話線の差込口があるので、
  そこにCE機(ここではシグマリオン)から出る電話線をつなぎます。
  


2)モデムをシグマリオンに接続して、接続アダプターに電話線をつなぎます。

3)あとは、先ほど作成した「サイパン」アイコンをクリックするだけ。
  夜のあいだ、かなり使いましたが、$20程度でした。

 ちなみに、
 友人は、国際電話を使って、
 日本のアクセスポイントに接続していたため、
 4日間の電話代が、7万円もかかったそうです(^^;
  
 補記

 サイパンにあるダイビングとカジノの島、「テニアン島」では
 市外局番は671だったので、ダイヤルのプロパティの市外局番を
 671にして接続していました。
   
 資料

■シグマリオン/シグマリオン2のACアダプターについて

シグマリオンのACアダプターは、

1)モバイルギア2(MC/R530、R430)用のNEC製 ACアダプター と、
  仕様は同等ACアダプタ(100〜240V対応))らしく、

2)また、シグマリオンとシグマリオン2は仕様が同等と思われるため、

 シグマリオン/シグマリオン2での付属ACアダプターで
 海外仕様は可能である、と推測できます。
 (ただし、この使用方法を、メーカーが保証をしている訳ではありません)
  
 
お問い合わせ は京kyouまで